ファーストトレイン「諭吉っちゃんの畑」の日記 2014年版


こんな人が野菜を作っています!
この人が諭吉っちゃんです。得意の照れ笑いで。
度々ファーストトレインのディナーに登場する「目の前の畑のゆきっチャン(福沢諭吉の諭吉って書くんですよ)」というオジサンが作るジャガイモが、その畑で採れたものです。
諭吉さんはパッと見た感じは恐そうなんですが、この辺一体の大地主であり、笑うととても可愛らしくて、実はとても照れ屋さんです。トラクターに乗って作業している諭吉さんの姿がよく見られます。エンジ色の帽子がトレンドマーク。もっと驚いたのが“骨董好き”という隠された一面にウフフ。古いレコードに、蓄音機、昔の職人さんが手掛けた古民具に目がないそうです。こんな諭吉さんのことを知ってもうと、ますます諭吉さんの作る高原野菜の収穫が楽しみになるのではないでしょうか。
雨の後の雑草刈りは欠かせません。トウモロコシを大きく育てるために、そして夏にこの畑に収穫体験に来て下さる皆さんが畑の中を歩き安いように、という優しい心遣いに諭吉っちゃんの優しさを感じるのです。
▼あいのはらのハートが一つになって行動する住人地図
 
※見かけたら声をかけてみて下さい。

▼畑日記
今年は春が一進一退しながらやってきました。突然の気温大上昇に諭吉ちゃんも、慌てる慌てる。マルチを急いで貼りあげて苗の準備です。さてさて、今年の諭吉ちゃんの畑は、どんなドラマが繰り広げられるかしら。始まり始まり…。

8月31日
 諭吉っちゃんの畑のトウモロコシの収穫体験が最終日を迎えました。
この夏も皆さんに諭吉っちゃんのトウモロコシは今年も味わっていただけて、本当によかったです。土が見える範囲が広くなった畑に赤トンボが舞い始めました。
あとは、来週遊びに来てくださる常連の大御所陣のトウモロコシの畝を残して諭吉っちゃんの畑は明日から片付けに、入ります。
諭吉っちゃん今年も有り難うね!
ウンウン、例のヤツデショ。わかってるって!!


 
8月23日
 「へえ、今からモロコシ持ちにくぞ、俺にもモロコシスープにしたやつ食わせろや!」
畑からあっと言う間にファーストトレインの玄関にやって来て、コンテナいっぱいのトウモロコシをベンチの脇にドカンと置いてます。大平さんファミリーも昨年畑にいたあの諭吉っちゃんがココに居てビックリだったでしょう。
 明日も晴れたら、モチロン畑にご案内しますね。


 
8月9日
 お客様の朝食時間が終った途端、畑から「オイ、おーぃ」っと此方に向かって諭吉っちゃんが手をあげ何やら呼びつけています。
「今そっち行くぞ!」と、瞬く間にトラックで乗り付けて来ました。
荷台にはドッサリとレタスが乗っていて次々玄関に降ろします。
「諭吉っちゃん、何処に植えてたの?」って、聞いたら「へぇ、モロコシの向こう、アソコだ。」こちらからは、トウモロコシが丘になって見えません。
タップリと朝どりをみなさんに夕食に召し上がっていただきましょう。
 「モロコシは10日だぞ、10時までに来ねえとけーっちまうだからな。雨の日はいねーだぞ。いつもの通り、10の10で覚えやすいら?テヘヘへ。」
ハイハイ、10の10ね。諭吉流覚書、毎度のコト承知しました。
皆さんにも、チェックアウト後の畑へのご案内がいよいよスタートです。


 
8月6日
 お客様を見送った途端に、諭吉っちゃんがファーストトレインの玄関前にトラックで乗り付けてきました。
「へえ、モロコシ10日だぞ。あと幾日だかんな。まあ、待ってろし、誰かさん。」と、袋一杯のトマトを私に差し出します。
え?諭吉っちゃんトマト嫌いで畑には植えてなかったんじゃなかったっけ?これ、どこから持ってきたの?
 「だから、誰かさんが首を長くしてるのしってるだから長沢のトマトの姉ちゃんトコのを朝行って貰ってきてやっただ」
まあ、優しいところあるんだから!

諭吉っちゃんのトウモロコシの収穫まであともう少し。
トマト有り難うね、諭吉っちゃん。夏が過ぎたら、「例のカラオケ少しは我慢してちゃんと聞いてあげなくっちゃ。」って思えちゃいました。


 
7月21日
 梅雨明けの空に、爽やかな風の清里は最高のごほうび。
畑の諭吉っちゃんがまたまた手を止めてやってきました。
 「モロコシは早くなるなるいっちゃア結局毎年同じ時期だな」そんな話をしながらモグラの話題になりました。
最近、バラの庭の間を何度も土を起こして荒らすモグラに困っていました。
「そりゃウマクねえな。へえ、奴は振動と音が常に有るが苦手だつーこん。ヘエ慣れっこになりゃダメだがな。オウ、カラオケセットを家に置いてから居なくなっただぞ、、屋根のネズミもな。あれは良いだゾ。」と、鼻の穴を膨らませています。
イヤイヤ、それってさあ…、それって諭吉っちゃんのあの歌がモグラやネズミにまで効果あるってことでしょ。お腹が捩れそうです。
「ヘエ、ここへ持ってきていつでも歌ってやるぞ!遠慮はいらんぞ」
そ、それだけは何があっても勘弁してよ。
だってお泊まりの皆さんまで居なくなっちゃったらどうしてくれるの!


 
7月4日
 庭の手入れをしていると、 諭吉っちゃんが、「バラを見に来てやったぞ!」と、バラの間からやって来ました。
手には鷲掴みに畑のラディッシュを持っています。
「へえ、でかくなったやつだぞ、」鼻の穴を膨らませて私の特等席に座ってお茶を待っている様子です。
オーナーも、こうなったら自分の手を止めるのが御約束です。
しかし、ナンてバラが似合わないんでしょうかしら…、この二人のショット。
私がいつものようにデジカメを向けてるのを見つけて「おー、何がそんなにひとりで可笑しいだ、ヘエ珍しいじゃんか、ラディッシュ持てって言わなかったぞ!」ですって。
だってあまりにバラが似合わない様子に私の肩が揺れてるのが見つかったらヤバイデショ。キャハハハハー。


 
6月18日
 「へえ、おはよー」
玄関から大きな声で誰かが呼びかけます。
あの声は諭吉っちゃんです。
沢山ラディッシュと二十日大根を入れて持ってきてくれました。
「おー、誰かさんに初物だかんな、わかってるら?」何がわかってるら、でしょうかしら?存じ上げませんが。
こちらの都合もお構い無しで座り込み始めました。
まあ、毎度の事なのですが…。
カラオケを聴かされるよりは、まだヨシとするかな。


 
6月9日
 この時期も、必ずいつも遊びにきてくださっているキヨさんが、目の前の畑にいる諭吉っちゃんを目敏く見つけ「あ!諭吉っちゃんだ、諭吉っちゃんの茶飲み友達になってあげたんだから、私は挨拶しに行ってあげなくっちゃ。」と、畑に飛び出していきます。
地元の近所の人さえ一目置いてる諭吉っちゃんに、「自ら友達になってあげます」、、なんて言っちゃう強者キヨさん。
 さすがはファーストトレインの清里広報部長です。
 そんなキヨさんを見守るナベチャンと、オーナー。キヨさんの身に何かあったら、駆け付けられるように、その後ろには手を腰にしたチヅルさんも見張ってます。
「また来月フィールドバレエ観にくるんだから、くれぐれも、その時までに食べられる野菜を作っておくように言って来ちゃったわ」無事に戻ってくるキヨさんの姿に一安心。  諭吉っちゃん、期待されちゃってるんだから私からもくれぐれも、よろしくね、!
見事に並ぶ畝に 小さな野菜の苗が緑の帯を広げ始めました。


6月6日
 諭吉っちゃんの畑が今年もはじまりはじまりー。
 またまた、この夏もどんな笑える出来事が、あるかしら。
 「へえ、今年はモロコシが幾日か早くなるかもだぞ」
本当かしら…。確かにバラ達も例年になく蕾の立ち上がりが早い気はしていますが。
 あの甘い、トウモロコシの味が甦ります。


 

『過去の畑日記』