ファーストトレイン「諭吉っちゃんの畑」の日記 2011年版


こんな人が野菜を作っています!
この人が諭吉っちゃんです。得意の照れ笑いで。
度々ファーストトレインのディナーに登場する「目の前の畑のゆきっチャン(福沢諭吉の諭吉って書くんですよ)」というオジサンが作るジャガイモが、その畑で採れたものです。
諭吉さんはパッと見た感じは恐そうなんですが、この辺一体の大地主であり、笑うととても可愛らしくて、実はとても照れ屋さんです。トラクターに乗って作業している諭吉さんの姿がよく見られます。エンジ色の帽子がトレンドマーク。もっと驚いたのが“骨董好き”という隠された一面にウフフ。古いレコードに、蓄音機、昔の職人さんが手掛けた古民具に目がないそうです。こんな諭吉さんのことを知ってもうと、ますます諭吉さんの作る高原野菜の収穫が楽しみになるのではないでしょうか。
雨の後の雑草刈りは欠かせません。トウモロコシを大きく育てるために、そして夏にこの畑に収穫体験に来て下さる皆さんが畑の中を歩き安いように、という優しい心遣いに諭吉っちゃんの優しさを感じるのです。
  「清里、春の味」は諭吉っちゃんから!
 「へえ、俺だ!」と、FTにやってくるのは、諭吉っちゃんしかいません。
 私も負けずに「へえ、どこの俺様でしょうか?」と、ちょと意地悪してみます。
 鼻の穴を膨らませて、袋いっぱいのふきのとうをニマニマしながら差し出してくれました。
  FT常連の大御所陣がやってくるのを知っていて、清里の秘密の場所で摘んで来てくれたのです。
 この清里が好きで、ファーストトレインに何度も足を運んでくれる事をとても喜んでいる諭吉ッちゃん流の精一杯のおもてなしなのです。「ありがとう、ありがとう!!清里の春の味、いただきますね!

  「諭吉っちゃんの畑」
 寒かった冬の次には、必ず春がやってきます。
 霜で凍えた土がゆっくりと黒く姿を取り戻すと、忘れずにちゃんと芽吹く自然達の生命の息吹を感じます。
 諭吉っちゃんも、ちゃんと出現!!

 「へえ、やるずらか!」 待ってました!この言葉。
 諭吉っちゃんの開拓魂は、今の世の中にとても必要だと思います。
 私たちに出来ること。私たちが元気でいることではないでしょうか?

 そうなれば、植え付けの計画!!2011年はもっともっと想いを込めて、心を込めて。
 諭吉ッちゃん、お茶の時間が終わったらさあ畑に行くよ!! 

▼あいのはらのハートが一つになって行動する住人地図
 
※見かけたら声をかけてみて下さい。

▼畑日記
2011年も収穫する野菜の成長を報告していきます。

9月2日
 お疲れ様!
2011年の諭吉ッちゃんの夏野菜の畑も終わりです。
この夏は、あまり天候に恵まれませんでしたが、清里広報部長のキヨさんと斎藤Aさんを中心に、FT軍団が諭吉っちゃんの畑の今季最後の夏野菜を集めて「FT軍団持ち寄りバーべQ大会」を企画してくれました。
場所は、諭吉っちゃんの畑の中の東屋ではなく、諭吉博物館のある元牛舎で雨も風も心配せずに、飲んで食べて大騒ぎ。
諭吉っちゃんも「これが第2回、3回と続きますように!」ですって。
まッ、それも諭吉っちゃんの態度次第よね!!ネッ、皆さん!!ウフフ。
 さてさて、詳細は忘れられない出来事にてどうぞ。。


8月22日
 トウモロコシが実をいっぱいにしているかと思えば、あの毎年のような皮の中のてっぺんまでが、パツパツになっていなくていつもと様子が違います。
 気温がぐんと上がった後に、このところずっと降りやまない雨続きで、太陽が顔をだしていません。
 味は保証付きなのに、この雨では皆さんをご案内出来ず、畑に諭吉っちゃんの姿もこの数日無くて残念。
 このお天気ばかりは、どんなに諭吉ッちゃんが空に向かって「へえ!いい加減にしろ」と、怒鳴っても仕方がないようです。

8月10日
 夏の日差しが降り注ぎます。
諭吉っちゃんも畑に毎日やってきていますが、お待ちかねの「トウモロコシ」の実の部分がパツパツになるには、もう少し時間が必要です。
 「へえ、これだけはどうにもナランダ」と、言いながらもFTに遊びに来て下さるお客様には特別に、畑に招待してくれます。
 諭吉っちゃんも、畑の中に作った、ご自慢の「諭吉の目玉コーナー」を見てもらえるのがトウモロコシが出来るまでお預けは、きっと我慢が出来ないのでしょう。
 「おー!特別だぞ!!」と言いながらも、「諭吉ッちゃん、あれは去年無かったよね!」なんて言われちゃうとますます鼻の穴を膨らせて「へえ、オマケ!!」と、野菜のお土産が増えるのですから。
 恥ずかしがり屋なので、いつもぶっきらぼうな話し方ですが、ホントは皆さんが畑に訪ねてくれるのが何より嬉しくて仕方がないのよ。
 私が皆さんをお見送りしながら畑を指さして手を振るその方向が畑のに向かっていると、諭吉っちゃんは、いそいそニマニマして待っていますよ。うふ。

8月1日
 いよいよ8月に入りました。諭吉っちゃんの畑のトウモロコシは、てっぺんからようやくヒゲをチョロンと見せ始めたばかり・・・。
 毎年、夏には必ずお会いしている星野さんファミリーと常連の斎藤姉妹も来ています。
 諭吉っちゃん〜、どうしよう・・。待ち遠しいよおー。
 そんな気持ちを察してくれて、畑のジャガイモの畝を起こし始め皆に「お土産」としてドッサリと、ファーストトレインにプレゼントしてくれました。
 「有難う!イイとこあるね〜諭吉っちゃん!!」と、いうと「オウ!」と、照れて目も合わしません。でも、やっぱり鼻の穴は膨らんでいました。うふ。
 諭吉ファンの斎藤姉妹もチェックアウト後に畑へ向かい諭吉ッちゃんの畑で「ランチバーベキュー計画」の詰めの相談に行きました。
 日程は、畑の仕事もひと段落する9月2日に決定です。


7月29日
 お昼過ぎに「へえ、いるだか?」と、諭吉っちゃんがやって来て、すっかりベンチに腰をおろしています。
 オーナーも厨房での仕込みの手を止めなければなりません。厨房から「今しかアカン?急ぎの用事か聞いて!!」と、言いながら片方の眉が上がっています。
 「諭吉っちゃん、用事??」と、聞くと、鼻の穴を膨らませて「おー、そーさ」です。
 でも、こんな時は必ずと言って良いほど大した用事ではないのです。
 「へえ、トウモロコシ、あと幾日かかるだかなあ」と、言いながら、肝心な「用事」とやらの本題がいつまでたってもありません。
 それどころか、どうやらお茶が出てくるのを待っている様子です。
 お茶を出しながら「諭吉ッちゃんの用事は、もしやコレのことね」と言うと、テヘへへ〜と、笑いながら「おー、そーさ」ですって。これには恐れ入りました。
 しかしこの時間帯に、お茶を飲みに来る「用事」には恐れ入りました。ここ数日、カボチャや茄子にズッキーニを届けてくれているので仕方ありませんが・・・。とうとう1組目の、今日お泊りのお客様の姿が見えるまで、腰を上げませんでした。
 わざと口真似をして「へえ、諭吉っちゃんに手伝わせるずら!?」と、言うと慌てて畑に戻っていきました。


7月14日
 このところ気温が高く、お天気が続いて生育の遅くなっていたトウモロコシの苗達が一気に大きくなって来ました。
 庭へ出た途端、畑から「へえ、ズッキーニでかくなったぞ!へえ、取りにこお!」、諭吉ッちゃんの声がしました。
 今年は山から下りてくる鹿が畑を荒らしてしまうこともあって鹿よけの電線が張り巡らしてあります。
 目の前に諭吉っちゃんが居てもグルリと電線を張り巡らせた畑の外周を回って行かなければなりません。
 「オ―なにしてるだ!ほお、こうやって来りゃ良いさよ」と、電熱線を鉄の鎌で押し広げて「チヅル専用VIP通路」を作って畑に最短距離で入れてくれました。
 立派なズッキーニに嬉しくなります。「息子が出張後の休みで昨日の夜から帰って来てるの、食べさせてやるね!」と、言うと「おー、その畝の向こうにピーマンも出来てるぞ、へえ、持ってけ!」と、鋏を貸してくれました。
 そういえば夢2が小さい頃は、よく畑で「へえ!どこの坊主だ!!!」と、怒鳴り声が聞こえると、必ず夢2が畑の真ん中にある桑の木によじ登っているのを諭吉っちゃんに見つかって、叱られていたのを思い出します。
 今は、すっかり社会人になって、清里に里帰りしてきた大夢に、久々に懐かしい地元野菜を食べさせてやってくれようとする諭吉っちゃんの優しさに嬉しくなりました。
 モチロン、諭吉っちゃんの野菜で育った大夢は、好き嫌い無く何でも食べられる健康な大人になってくれています。有難う、ありがとう。大夢、とっても喜ぶよ!!


7月9日
 FT軍団清里広報部長のキヨさんがこのところ毎月、畑の様子も見に遊びに来て下さっています。
 キヨさんは「諭吉っちゃんの茶飲み友達になってあげます、」と自ら言ってのけるツワモノです。
「諭吉っちゃんたら、この私の姿が目に入らないとは言わせないわよ!」と、ファーストトレインの玄関から畑の様子を覗っています。
 諭吉っちゃんも毎日のように、何だかんだと理由を付けて庭へ遊びに来るのですが、1か月ぶりのオシャレしたキヨさんが素敵で、照れちゃってまたまた今日はご様子しているのかしら。
 来月になれば夏野菜のトウモロコシもズッキーニも収穫できる大きさになるので、諭吉っちゃんご自慢の畑の野菜たちを使って「ランチをする」の約束をとりつけました。
 ええ、モチロンキヨさんが仕切ります。しかも来月は2回もやって来て下さるわよ!!諭吉っちゃん張り切って野菜作り頼むからね!!


7月7日
 ジャリジャリ、足音が聞こえたかと思えば「へえ、オハよ!」早朝から諭吉っちゃんが、今年初の畑で採れたてラディッシュを持ってきてくれました。
 早速齧ってみたら、夏の気配が深まるピリリとした辛みと瑞々しさに嬉しくなってしまいます。
 そして清里の朝の空気は、ホントに何よりのご馳走。諭吉っちゃんもこの景色と空気が大好きなんだって。
 ちょっと朝からロマンチックな諭吉っちゃんでした。


7月1日
 またもや畑から諭吉っちゃんがやってきました。
 「へえ、今年は幾日かかっても苗が大きくならんら、畑におってもへえツマラン。バラは良く咲いてるなあ」
来るなり、こんな話でした。
 ついこの間まで寒いくらいかと思えば、驚くほどの暑さに夏野菜の苗たちはおどろいているのでしょうか。
 確かにもう7月というのに緑の帯が、狭く見えます。
 「へえ、それもそうとあの話はどうするだ?」諭吉っちゃんの自分だけわかってる話に「??」です。
 こんな時は「あの話?あの話は、こうしよう」と、曖昧に返事しておくと諭吉っちゃんはゴキゲンです。
 福沢諭吉から武田信玄になったつもりでしょうか。「へへへ」と笑っています。


6月20日
 「ホント諭吉っちゃんたらさあー」と、常連の大御所ウッチー会長とミどっちに、ここ数日の畑の諭吉っちゃんとの出来事を報告していました。
 夕方、その様子を見に行くことにしました。
「ネッ!ホントでしょ!!」と薄暗くなる畑の中で大笑いです。
是非とも皆にも見てもらわなくっちゃです。
 さてさて、もっともらしい顔で鼻の穴を膨らませるのかしら・・・、諭吉っちゃんは。


6月18日
 畑の野菜の苗たちは、まだ肌寒い日もある清里の気候の中で頑張っています。
 昨日、たんまり軽トラに積んで帰ってきた諭吉っちゃんセレクトの植え木を、畑の中に順番に一列に並べて植えているのが見えます。和洋折衷その色とりどりです。
 昨日は、FTのバラ達が諭吉っちゃんが驚かせた声にビックリしたでしょうけれど、今日は、畑の野菜たちがビックリしていることでしょうね。諭吉っちゃんは鼻を膨らませ、ニマニマしながら、てとっても満足そうでした。


6月17日
 畑でも諭吉っちゃんがスコップを持ってあちらへ行ったりこちらへ行ったり畝の中を歩いているのが見えていました。
「諭吉っちゃーん、」と声をかけてみましたが忙しくて聞こえなかったのか返事がありませんんでした。
 そのうち、私も庭のバラの手入れをしながら屈んで作業をしていると、突然「ワあ!」と、言う声に「ぎゃー」と飛び上がって驚いてしまいました。
 畑に居たはずの諭吉ッちゃんがいつの間にか、スコップを持って庭までやって来ていたのです。
「もお!びっくりするじゃない!!いつの間にそこにいたのよ!!!さっき声掛けたら返事が無かったじゃん」
と、言うと「てへへへ」と、笑っています。
本当に驚いてまだ心臓がバクバクしています。
バラ達も、聞いたことが無い私の声にびっくりしたに違いありません。
本当に「もお!」です。庭をマジマジ見ながら「へえ、バラがもう咲くな。」ですって、ま、いいっか。
「畑の中にも、木を色々植えてみてえだ。花を植えてえだけど、花はすぐ枯れちもうだからな・・・。」
「そんなことないでしょうに、あれだけの美味しい野菜をたくさん作ってくれてるのに、チョイチョイじゃないの?」
と、いってみました。「いえ、植え木買いに行くのを付いて来て欲しいダ、それを畑の中で考えてただ。」
 まあ!それで呼んでも聞こえなかったのね。早速、軽トラにオーナーを乗せて行ってしまいました。


6月5日
 諭吉ッちゃんの畑も毎日、夏野菜の苗が大きくなろうとしています。
今年はFT専用コーナーの畝を作ってくれました。
「へえ、ズッキーニ植えるら?」まあ、嬉しい!!
おまけに怪しい立て札を、作ってくれているのには恐れ入りました。
これには、最近諭吉ッちゃんを悩ませている、野生の動物達も怖くて近寄れないかもしれませんね。
今朝もお客様を見送りながら、諭吉ッちゃんの噂をしていました。
最後にチェックアウトした青木さん夫妻を見送った途端、「へえ、聞こえとるぞ!!!クシャミが止まらんら」と、それまでずっと下を向いて作業していたクセに・・・。大笑いです。


5月24日
 今年も諭吉っちゃんの畑の作業がはじまりました  先日FTの庭にメダリンがやってきた話しをした途端、「ヘエ畑にもやるだか!」です。
その日のうちに、早速トラックで畑に運び込む姿が見えたのは いいのですが、どう見ても形が梅壷です。
諭吉っちゃんらしいと言うか何と言うか。
もっともらしく鼻の穴をふくらませて、ヘエ、そっちはFT軍団だら?こっちは(メダカの学校)、ホウよ〓 だって。
真似したくせにホントに威張ってます。