ファーストトレイン「諭吉っちゃんの畑」の日記 2008年版


こんな人が野菜を作っています!
この人が諭吉っちゃんです。得意の照れ笑いで。
度々ファーストトレインのディナーに登場する「目の前の畑のゆきっチャン(福沢諭吉の諭吉って書くんですよ)」というオジサンが作るジャガイモが、その畑で採れたものです。
諭吉さんはパッと見た感じは恐そうなんですが、この辺一体の大地主であり、笑うととても可愛らしくて、実はとても照れ屋さんです。トラクターに乗って作業している諭吉さんの姿がよく見られます。エンジ色の帽子がトレンドマーク。もっと驚いたのが“骨董好き”という隠された一面にウフフ。古いレコードに、蓄音機、昔の職人さんが手掛けた古民具に目がないそうです。こんな諭吉さんのことを知ってもうと、ますます諭吉さんの作る高原野菜の収穫が楽しみになるのではないでしょうか。
雨の後の雑草刈りは欠かせません。トウモロコシを大きく育てるために、そして夏にこの畑に収穫体験に来て下さる皆さんが畑の中を歩き安いように、という優しい心遣いに諭吉っちゃんの優しさを感じるのです。
諭吉っちゃんのお手伝い係
「くさかりめい&くさかりまさを」(※ヤギ)
ウフフ、私に名前をつけさせてくれました!! トールペイントの名札をつけてます。

▼あいのはらのハートが一つになって行動する住人地図
 
※見かけたら声をかけてみて下さい。

▼畑日記
2008年も収穫する野菜の成長を報告していきます。

9月9日
今シーズンの諭吉っちゃんの畑も終わりです。
清里の気温も、夜は13度まで冷え込んできました。
ウッチー会長とミドッチと一緒に畑に行って最後のトウモロコシを貰いにいきました。諭吉っちゃんもバッサバッサとトウモロコシを倒しています。
 「お〜い」と声を掛けても返事が返ってきません。
近づくと、トウモロコシの皮を捲っては投げています。
 さすがに実が揃っているのが無い様子で、ようやく手渡してくれながら「そこの看板見たズらか?」に私もお構い無しに「目が悪いから見えないも〜ン。」と、返しておきました。美人がやって来たら、サービスで上げちゃう「ひまわり」達も、すっかり種になって首をたれています。
 しかし、何とか今日までよく残しておいてくれました。
 この夏も、ご馳走様。そしてお疲れ様!諭吉っちゃん。

8月31日
8月も今日で最後。不安定だったお天気も、台北から遊びに来てくださって
いるお客様たちに青空を見せないで帰っていただくわけにはいかない、と朝から晴れ間を見せてくれました。
ええ、お天気が見方につけば諭吉っちゃん!!出番よ!!
皆さんが朝食を食べてくださっている間に諭吉っちゃんに電話をかけました。
ところが、なぜか留守番電話になってしまいます。
諭吉っちゃんじゃないけど「へえ、ナンデ出ねえだ!」なんて、わざと私も甲州弁で受話器に向かって言ってみました。
お天気が見方してくれてるというのに・・。
しかし、皆さんを乗せる大型バスの発車時間をずらす訳にもいきません。
今日は、私が「諭吉役」で皆さんを畑にご案内することにしました。
畑の中で皆さん大喜び。カメラのシャッターがパチパチ。私の目線もどのカメラに焦点をあわせて良いか判からないほどです。
生のトウモロコシの「甘えん坊」を齧って感激してくださっていました。
あっという間にバスの時間が来てしまい、畑の脇からお見送りをして振り返った途端諭吉っちゃんの軽トラが畑に滑り込んできました。
「もう!!たった今、行っちゃった後よ!」「へえ、喰ってもらっただか?」
ちょっと私も意地悪してわざと頬っぺたを膨らして「へえ、畑に穴が空くくらいたべたからね〜だっ!」と、言いました。
でも、諭吉っちゃんもホントは留守番電話を聞いて、いつもより早く来てくれたけど間に合わなかったのです。「その代わり、9月の常連さん達の来る時まで、まだ取っといてよ。」と、いうとニヤニヤしながら「なにを〜、調子くれるな〜」ですって。
と、言うわけで、ええ!!常連の皆様方!諭吉っちゃんのトウモロコシは秘密でもう少し食べられますからね。うふ。

8月10日
清里広報部長のキヨさんに斉藤Bさんヤマネチャンのママ、そしてチヅルさん!!
これだけの美女粒揃いとくれば諭吉っちゃんの畑も華やぎも一際よね。
トウモロコシもこの日を待つかのように、いよいよ今日から本番を迎えます。
ええ、ええ、みんなみんな毎年の諭吉っちゃんを、よくよく知っている常連さんですもの。
「あのさあ〜諭吉っちゃ〜ん、」と、ザクザク畑の中のトウモロコシ以外の場所も顔パスで案内いらずで入っていける仲です。
みんな諭吉っちゃんの野菜には目がありません。
待ってたよ!夏のお楽しみの野菜たち!!

8月8日
お待ちかねの諭吉ッチャンのトウモロコシが ようやく、そろそろ食べ頃を迎えようとしています。今日、やっとこさ今年初の ワタシのおやつが 一本だけ採れました。特別に、その一本を諭吉にいただきました。そうよ! 私と諭吉ッチャンの仲だもんね。 畑の全てが皆さんにご案内しての 食べ頃となるには明後日になりそうです。エエ!この一本は、チヅルさんが一足先に一年振りの 味見よ。ウンウン、コレコレ! 皆さんも お楽しみに。今年初の収穫は また 皆さん一緒に行きましょうね!

7月26日
畑に中でオーナーと諭吉っちゃんは、何やら二人並んで座り込んで話しています。何か秘密の話かなあ・・。
オーナーが帰って来て何を話していたのかを聞いてみました。トウモロコシの生育具合のことでした。たっくさん植えたトウモロコシたちは、どの頃に収穫できるか・・。を、話していたようです。
ええ、オーナーも皆さんの料理に早く、諭吉っちゃんのトウモロコシをお出しする日を楽しみにしているのです。8月のお盆前頃からボチボチと・・、の予測だそうです。
ウフフ、楽しみ楽しみ。

7月20日
毎日畑を見てるはずですがトウモロコシ達が 何だか一段といえ、一気に背丈が伸びた気がして 畑の中まで入っていきました。 諭吉っちゃんの作業姿も隠してしまうほどヤッパリ一気にトウモロコシが 大きくなっていました。オーイと 声を掛けると 「へえ おらんぞー」、と、姿が隠れるのを いいことに返ってきます。相変わらずです。 トウモロコシは テッペンのヒゲをピョロっとなびかせ始めていました。

7月6日
諭吉ッチャンの畑のトウモロコシは、ピカピカテープのお陰でその後は動物のエサにならず、今のところ“私のおやつ"として(?)無事に成長を続けています。7月に入って気温もぐんぐんと上がり始めたせいか、苗の背丈も高くなって、ファーストトレインの窓からも銀の帯が見えるようになりました。

6月24日
沢山、雨が降り続き久しぶりに今朝の太陽は辺りをピカピカに照らしています。諭吉ッチャンの畑もツヤツヤです。トウモロコシの苗達も一気に伸びをしているようです。 足元が、まだ露であっという間に濡れてしまうのもお構い無しで畑の中をザクザク歩くと、とても楽しくなってしまいます。

6月16日
またもや、常連の大御所陣が集まっています。朝食の時間には誰もが 目の前の畑に視線を向けて、諭吉ッチャンの噂話になります。 そこへ また、タイミングよくトラクターの音が近づいて来ます。「お、諭吉ッチャン御出勤だ!」と、昭和四十年会の小林会長の一声に皆で大笑いになりました。確かに、ゴシュッキンよね。私も これ、いただき!!

6月9日
諭吉っちゃんの畑には、今年ギラギラ光るテープが貼りめぐらせてあります。それと同じく動物よけの電流が夜には流れています。例年こんな事はなかったのですが、どうやらシカが夜中になると、畑の中に足跡をつけて荒らしに来ているそうです。「諭吉っちゃん、シカまで呼び寄せるなんて人気者じゃん!」と言うと、「ナニ言ってるだ。夏にワタシのオヤツが出来んでも知らんぞ!」と返って来ました。ええ、確かに。それは困るかも…。でも美味しい物が、動物にも皆わかっているのネ。

5月23日
いよいよ諭吉っちゃんの畑に恒例のトウモロコシ『甘えん坊』の苗の植え付けが始まりました。ええ!今年は例年の3倍の1500本です。スゴイでしょ!! 夏の収穫が今から楽しみです。しかし、この苗を植え付ける前に、諭吉っちゃんはマルチを張らなければなりません。いつもの3倍の面積をです。このマルチを張る日、一人で畑の中で機械に乗っていました。10分もしないうちに突然“へぇ!ナンでついて来ねえだ!"と怒鳴っています。誰に怒っているかと思えば、機械がうまくマルチを張り込まず、畑のうんと向こうに落っこちたままヒラヒラ風になびいているのです。笑っちゃダメだけどサ。機械に怒る諭吉っちゃんがおかしくて。またもや、今年の諭吉っちゃんの畑には、どんな出来事が起きるのでしょうか。はじまり、はじまり…。