ファーストトレインの畑日記2006年版


こんな人が野菜を作っています!
この人が諭吉っちゃんです。得意の照れ笑いで。
度々ファーストトレインのディナーに登場する「目の前の畑のゆきっチャン(福沢諭吉の諭吉って書くんですよ)」というオジサンが作るジャガイモが、その畑で採れたものです。
諭吉さんはパッと見た感じは恐そうなんですが、この辺一体の大地主であり、笑うととても可愛らしくて、実はとても照れ屋さんです。トラクターに乗って作業している諭吉さんの姿がよく見られます。エンジ色の帽子がトレンドマーク。もっと驚いたのが“骨董好き”という隠された一面にウフフ。古いレコードに、蓄音機、昔の職人さんが手掛けた古民具に目がないそうです。こんな諭吉さんのことを知ってもうと、ますます諭吉さんの作る高原野菜の収穫が楽しみになるのではないでしょうか。
雨の後の雑草刈りは欠かせません。トウモロコシを大きく育てるために、そして夏にこの畑に収穫体験に来て下さる皆さんが畑の中を歩き安いように、という優しい心遣いに諭吉っちゃんの優しさを感じるのです。
諭吉っちゃんのお手伝い係
「くさかりめい&くさかりまさを」(※ヤギ)
ウフフ、私に名前をつけさせてくれました!! トールペイントの名札をつけてます。

▼あいのはらのハートが一つになって行動する住人地図
 
※見かけたら声をかけてみて下さい。
▼畑日記
2006年も収穫する野菜の成長を報告していきます。

8月31日
今日は天沼先生のアンティークトークショーにお出掛けくださった皆さんと諭吉ちゃんの畑に行きました。
一足先に萌木の村のジョージさんも畑の中で居ました。
「諭吉っちゃんの野菜のお陰でこの夏も元気に過ごせたわ!」と言うとジョージさんたら「上手い事いうね〜」ですって。
だって本当のことなんですから!!ええ、あの天沼先生だってこの畑の野菜達を絶賛してくださっていたわよ。モチロン「甘えん坊」もジャガイモもお土産に持って帰っていただきました。
皆さんも大騒ぎしながら生の「甘えん坊」を頬張ってみんなで畑をバックに収穫最後の日の記念写真を
撮りました。本当に有難う!!諭吉っちゃん!
8月29日
今朝は常連のJAあきる野の篠村さんがまたまた遊びに来てくださっているので一緒に諭吉っちゃんの畑に行きました。私のいつもの畑の行き方はファーストトレインの小さい方の庭の階段を降りて間もなく諭吉っちゃんの畑の柵に1箇所切れ間があってそこから真ん中を歩いて行くのがお決まりです。柵が閉じているときは隙間と隙間に体を屈めて抜けていきます。
皆さんの先頭に立っていつもの癖でお決まりコースで畑に行くと「コラ!どこ歩いて来るだ!」と、諭吉っちゃんたら、わざと叱るんだから!!
常連さんということをちゃんと判っているんです。まだまだトウモロコシの甘えん坊が30センチ位の茎を伸ばしたばかりの頃に立派なトウモロコシを送ってくれた篠村さんよ。
写真撮るよ〜、と言うと諭吉っちゃんと篠村さんは同じポーズなのには笑えました。
8月21日
あの常連の大御所、永遠の遊びの天才少年がまたまた清里にハーレーに跨って帰ってきました。モチロン、諭吉っちゃんのことも良く知っていて、諭吉博物館に招かれたことのある唯一の男性のお客様です。
庭のベンチからオーナーと一緒にご挨拶です。畑にもモチロン遊びに行きます。一足先に行っていた伊東さん親子と合流してトウモロコシの収穫です。
私が後から追っかけてカメラを向けようとすると、諭吉っちゃんったら「へえ、今お客さんが来て忙しいだ、」なんてもっともらしく言ってくれるので笑えちゃいます。そう言いながらも、作業を止めてカメラにちゃんと目線を向ける諭吉ちゃんがますます笑えます。何だカンダ言ってもやっぱり良い人なのよね。ありがとう!
8月14日
チェックアウトのお客様に、諭吉っちゃんの畑を指さしてご案内しているところに、諭吉っちゃんはこちらを向いて大声で“オーイ、できてるぞぉー”ですって!もう、皆さんも何ごとかと思う前に、私が諭吉っちゃんの話をしてあったこともあって大笑いです。今の“できてるぞぉー”は遅れをとっていた“トウモロコシ”です。ええ、あの“甘えん坊”よ。数日前まで“盆を過ぎんと無理かも…”と言ってたのですが、ヨカッタヨカッタ。皆さんも生で食べてみてね。
8月6日
今年もまたまた夏の常連のお客様たちが次々と遊びに来て下さっています。今朝は大半の方が常連さん。朝食を終えて諭吉っちゃんの畑にどんどん歩いて行きます。玄関で見送っていると、何やら諭吉っちゃんのトラックが動き始め、ナントナント、荷台の後には皆さんがいつの間にか乗せられていて、畑から“チヅルサーン、チヅルサーン”と呼び始めたかと思うと、トラックが畑中を走り出し、皆さんも大騒ぎ。こちらに向って手を振って大喜びしています。やってくれるじゃん、諭吉っちゃん!! 諭吉っちゃん流の常連さんへのおもてなしです。もちろん、皆さんの手には夏野菜がいつもよりたくさん。
8月3日
いよいよ8月に入って諭吉っちゃんの畑の夏野菜を皆さんにも持って帰っていただけるようになりました。ちゃんとヒゲも剃って、皆さんのことを待っているようです。“一緒に写真を撮って!”と頼まれた時用ですって!おめかししてるのよ!笑えると思わない?以前は考えられないことよね。ホントに。
7月25日
今朝までずっと続いた雨がようやく午後に向けて上がった途端グングンお天気が回復しました。庭のパラソルを開こうと外に出ると、諭吉っちゃんも畑から黄色いコンテナを抱えてどんどんこちらへ近づいてきます。
「何か良いことやるだか?今度の雨でズッキーニもなすびも育ちすぎ。デへへへへ〜。」怪しい笑いにコンテナを覗くと本当に信じられないくらいの大きな大きななすびが!。諭吉っちゃんの腕の太さくらいあるんですから!!
あまりの大きさに笑いが止まりません。私が手にしているのが一般的な大きさよ。オーナーも出てきてこのなすびを見て「エライ大きさやなあ。ラタトュ作ったら何人前出来るかやってみるか。」大騒ぎになりました。
7月18日
昨日から雨がたくさん降っています。今日は諭吉っちゃんの姿は見えませんが何となく雨にぬれた諭吉っちゃんの畑が今日はつやつやと素敵に見えて仕方なくって傘をさして畑に入ってみました。
頑張ってます、頑張ってます!トウモロコシもひげを伸ばそうとしている様子がなんとも可愛いです。
プチトマトも鈴なりになって雨が上がったらきっと色を付けようと待っているようです。
モチモチの木も雨のしずくが重たそうです。
7月9日
諭吉っちゃんの畑には、一部分今年初のまたまた怪しい透明の覆いが掛けてある所があります。「ねえ、何を植えてあるのよ?」と聞くと「俺が嫌いなヤツ」と、返って来ます。う〜ん、これも武田信玄の甲州流?
いえいえ、実は諭吉ちゃんは1つだけ自分で作っておきながら食べられない物がありました。皆さんもそれが、何かを畑に確かめに来てください。
私は大好きなので、たくさんいただきます。うふ。
7月8日
ファーストトレインからも畑が緑を深くしていく様子が良く見えるようになりました。ところが今年はどうも遠目に見ていて様子が違う気がしてなりません。様子を確かめに行くと、トウモロコシよりグングン丈を伸ばして白い花をいっぱい付けているのはジャガイモ達でした。
「諭吉っちゃん、今年はジャガイモにいっぱい花が咲いてるね。」というと、「ジャガイモの花が立派っちゃ、褒められたことじゃねえぞ」ですって。フ〜ン、そうなのかなあ。私は褒めたいんだけど。
7月7日
ズシリ、と重い宅急便がファーストトレインにやってきました。
見慣れた文字の差出人はJAあきる野にお勤めの常連の篠村さんです。
今年もまたあきる野市で採れたトウモロコシを送ってくださいました。
いつもいつも本当にありがとうございます。
すごいスゴイ!やっぱり気温の差が随分違うことを改めて感じます。
早速、畑の中で作業中の諭吉っチャンにも渡しに行きました。
「へえ、清里はまだ、こうはならんぞ」と言いながら篠村さんの送ってくださったトウモロコシの皮をめくって諭吉っちゃんの畑のトウモロコシと並べて写真を撮ってみました。
見てください、やっと苗の背丈がこの大きさです。
その代わり、今、ラディッシュがたくさん出来ています。
篠村さんは来月にまた、遊びに来てくださいます。
毎日ピクルスとサラダにしています。篠村さんも、食べてね!
7月3日
今年は天候がずっと不安定で夏野菜たちの成育が心配でした。
それでも畑の諭吉っちゃんは、諦めることはありません。
トウモロコシの脇には、ほうれんそうにキュウリ、ズッキーニ、トマト、モロッコインゲン、ラディッシュ、大根・・。ファーストトレインのデイナーには諭吉っちゃんの野菜が必ず並ぶことになっています。
諭吉っちゃんも必死です。何といっても皆さんに食べてもらう事を楽しみにしているのです。
今朝は、キュウリとホウレンソウを手に持ってやってきてくれました。
満足げな諭吉っチャンの完成した作品です。
庭のテーブルで一休みして、畑に帰っていきました。
6月12日
電話が鳴って慌てて出ると「へえ俺だ!」、と。
名前も言わないで俺だ、とファーストトレインに掛けてくるのは諭吉っちゃんくらいなものです。
「チーズの牛乳があるんだけんど・・。今、時間ある??」
まあ!嬉しいわ!!「ほいじゃあ、大五郎(いつも諭吉っちゃんの飲んでる焼酎)のボトルに入れてくから。」電話を切って1分もしないうちに、諭吉ちゃんがやってきました。
牛乳のお礼を言う前に諭吉っちゃんが
「夏は『私のおやつ』が採れるように、いっぱい植えてあるから。もう芽が出てるぞ!」
ヤーネ、「私のおやつ」ですって??近いうちに畑に行くね。
6月11日
今年も諭吉っちゃんの畑を観察したいと思います。
例年に比べて不安定な天候に夏野菜の種を撒く日を決めるのに諭吉っちゃんも空のご機嫌を伺いながら、ようやく作業に入りました。
畝の間をさくさく歩いています。