ファーストトレインの畑日記2005

お蔭様で今年もたくさんの思い出とともに諭吉っちゃんの畑の夏野菜達は私たちのお腹に収まりました。「アリガトウ」今、畑は見事に土が耕されてファーストトレインの窓からも「もちもちの木」がよく見えます。本当に本当にご馳走様!!

こんな人が野菜を作っています!
この人が諭吉っちゃんです。得意の照れ笑いで。
度々ファーストトレインのディナーに登場する「目の前の畑のゆきっチャン(福沢諭吉の諭吉って書くんですよ)」というオジサンが作るジャガイモが、その畑で採れたものです。
諭吉さんはパッと見た感じは恐そうなんですが、この辺一体の大地主であり、笑うととても可愛らしくて、実はとても照れ屋さんです。トラクターに乗って作業している諭吉さんの姿がよく見られます。エンジ色の帽子がトレンドマーク。もっと驚いたのが“骨董好き”という隠された一面にウフフ。古いレコードに、蓄音機、昔の職人さんが手掛けた古民具に目がないそうです。こんな諭吉さんのことを知ってもうと、ますます諭吉さんの作る高原野菜の収穫が楽しみになるのではないでしょうか。
雨の後の雑草刈りは欠かせません。トウモロコシを大きく育てるために、そして夏にこの畑に収穫体験に来て下さる皆さんが畑の中を歩き安いように、という優しい心遣いに諭吉っちゃんの優しさを感じるのです。
諭吉っちゃんのお手伝い係
「くさかりめい&くさかりまさを」(※ヤギ)
ウフフ、私に名前をつけさせてくれました!! トールペイントの名札をつけてます。

住んでいる私達みんなも大好きなこの景色!!
この相の原に住む有志を中心に諭吉っちゃんの畑にはステキなステキな パーゴラが完成しました。パーゴラにはもちろんバラを絡めています。 ここにもフサフサにゆれる花びらを夢見ているオーナー。思う夢なら誰でも出来るけれど、 夢を形にして行きたいという気持ちに集まったのが酒井牧場兼ミルクプラントの酒井サン、 伊予ロッヂの中俣クン、諭吉っちゃん、オーナーです。本物のスローライフも種を蒔かなければ花は 咲かない、がモットーです。

この場所に住んでいる私達をも魅了するこの景色を、清里へ遊びに来て下さる皆様にも是非見て もらいたいのです。作業にも力が入ります。こんな想いの集まった諭吉っちゃんの畑の野菜達が、 どうして美味しいのかも、納得です。

▼あいのはらのハートが一つになって行動する住人地図
 
※見かけたら声をかけてみて下さい。
▼畑日記
2005年も収穫する野菜の成長を報告していきます。

8月30日
いつも遊びに来てくださる常連さんとまたまた、諭吉っちゃんの噂をしていました。畑に向かって「諭吉っちゃ〜ん、今から行くからね〜」と叫ぶと諭吉っちゃんは何にも答えないで慌てて例のトラックに飛び乗って帰って行こうとしました。ウソでしょ!!慌てて「待って〜」と叫んで畑の真ん中へ走って行きました。トラックに追いつくと諭吉っチャンたらわざと演技していたらしくニマニマして「ガハハハハ、良い運動出来たずら?」ですって!もう、本当に行ってしまうのかと思ってビックリしたじゃない!!ほんとにモウ!!年に何度も来て下さっている常連さんだとわかると最近こんなジョークまでやってくれるんだから困ります。ところがところがトラックの後ろにコッソリ隠していた袋を手渡してくれました。常連さんも「こんなに、たくさん??」と大喜びしてくださいました。例の照れ笑いです。しかし、諭吉っチャン流のおもてなしには驚かされます。だからこそ、私も皆さんも「ハマル」のかもしれません。
8月29日
夕方になっても諭吉っちゃんは畑で作業をしていました。バシャバシャ音を立てて軸だけになったトウモロコシの茎を落としています。「ゆきっちゃ〜ん」と叫んでみると「へえ、おらんぞ〜」と返ってきました。私がドンドン近づいて来るのがわかっているのです。「足がウモッチモウゾ〜。(埋まってしまうよ)」デッカイ鎌を振っていた手を止めてニマニマ笑っています。「しっかり食っておかんと無くなっちもうだぞ。」ってトウモロコシを手折ってくれました。ホントに優しいところがあるんです。ええ、毎日食べていても消灯したあとボーっと暗闇の窓にうっすら映る畑の様子を見ていると、真夜中にまたまた「トウモロコシが食べた〜い!!」って思うのね。その事を話すと「取りにクりゃあ良いさよ、怖くなけりゃあだけんどさ。」だって。知らないわよ!私ホントに行くかもよ!!
8月28日
諭吉っチャンが畑に到着です。数日前からトラックを降りると同時に怪しげなパラソルを広げるのが日課のようです。赤、青、白のカラフルなパラソルはどこから入手したのでしょうか。もっともらしいのが笑えます。先月も遊びに来てくださって、冬には諭吉博物館にも連れて行ってもらった彼女と一緒に畑に行きました。すると「またコレクションが増えてるから!今度来るとイイ。」ですって。埴輪がもっとたくさんいるとか??
8月22日
トウモロコシ達はどんどん皆さんに連れて帰ってもらっています。畑の半分は収穫した後の茎が倒されて諭吉っちゃんの作業している姿を現しています。秘密の埴輪の話を皆さんにコッソリお伝えしてみると、畑から帰ってきたお客様が「あった、あった!何だか紙を押さえるのに使われてたよ。」ですって。先日まで2体だったはずなのにいつの間にか大小8体も増えたのには驚きです。諭吉っちゃんはもっともらしく、「へえ、いつの間にか日に日に増えてたダ。」今尚、謎めいています。
8月17日
諭吉っちゃんの畑であの「甘えん坊」を皆さんにも収穫してもらっています。ファーストトレインの夕食のお皿にも乗っている諭吉っちゃんの夏野菜がいっぱいの目の前の畑にもお帰りの前にお出かけいただいているのです。ええ、採ってすぐには生で食べられるのよ!!皆さんも畑から戻って来る途中でパリパリ「甘〜い!」と言いながらカブリついています。
それより笑えるのが、「あの方が諭吉っちゃんって人なんですね、」って初めて遊びに来てくださった方が口を揃えて言う事です。うふふ、諭吉っチャン、すっかり有名人じゃん。え?写真も撮ってもらったって??サインの練習もしなくちゃあねえ!って言ったら大真面目に「おお、そうすっか(そうするか!)」ですって。皆さん、ちょっとどうしようかしら・・。
8月12日
諭吉っちゃんがトウモロコシをイッパイ持って「ワタシのおやつ持ってきてやったぞ!」とやってきてくれました。まあ嬉しい!ところで私も一緒に皆さんと畑に遊びに行った中のお客様が「トウモロコシはいつできますか?」って聞いてたじゃない。諭吉っちゃん、「あと一週間くらい、また来ればいい」って言ったでしょう。ホントに「また」来てくれることになったよ。20日でしょ、それから28日よ。「へえ、そりゃあサービスしてやるか!!」ですって。ええ、聞いたわよ!うふふ、楽しみにしていてね。また一緒に行きましょう。
8月10日
お待ちかねのトウモロコシがいよいよ揃い始めました。
朝は雨が残っていて畑には行けず窓から眺めていました。
諭吉っちゃんの野菜も何だかフィールドバレエみたい!!お天気の様子で生育がそのときそのとき変わったりスッゴク楽しみにしていても雨で足元が悪くて畑に入れなかったり。ハウスで育てる規格品とは違うのです。清里の自然と諭吉っちゃんの愛情で育つ夏の野菜たち。だからこそ、うんと貴重でうんと美味しくて、いつも待ち遠しいのかもしれません。
目の前の畑で毎日丹精込めて育ててくれる諭吉っちゃん、いつも有難う。
昼にはすっかり回復した空の下で作業開始の諭吉っちゃんから電話です。
「へえ、モロコシ出来てるぞ!」待ってたのよ!これほどの贅沢はありません。
8月2日
今日は夕方お客様の到着をお待ちしている時に畑のむこうから手を振っている諭吉っちゃんが見えました。よ〜く見ると手の動きは「手招き」に変わりました。
「へえ、今日のデザートは、これです。って出してやって。」と私の黒い前掛けにドンドン野菜達を入れてくれました。「大根はどのままもってくだ?」と、土から引き抜いてくれました。
まあ、嬉しい!見てください。
8月1日
いよいよ夏本番!8月になりました。
諭吉っちゃんの野菜を食べていただきながら何度も大笑いした夏の常連の皆さんと諭吉ちゃんの畑に行ってきました。
「諭吉っちゃ〜ん」「諭吉っちゃ〜ん」と呼んで見ましたが皆が近づいてくるのがわかっていてわざと畑にかがんで御様子していました。本当に照れ屋さんなんですから!「諭吉っちゃんに皆で会いに来たよ!」というと、「へえ、タダで帰ってはもらえんじゃんな。」ということで諭吉っちゃんの畑を案内してもらいました。皆さんにもイッパイ普段の諭吉っちゃんの様子をお話しているものですから1つ1つの様子が可笑しくて仕方がありません。あの埴輪もモットもらしく見せてくれました。
今日はみんなで「ニマニマ」です。どうしても皆さんに諭吉っちゃんに会ってもらいたかったのよ。
7月28日
今日は必ずフィールドバレエの時期にお会いしているヤマネチャンファミリーが来てくださっています。諭吉ちゃんにも何が何でも会ってもらわなければなりません。朝食を食べてから諭吉っちゃんまだかなあ、って言ってたら畑にトラックが入ってきてファーストトレインに向かってパカパカとライトを光らせて驚きです。「きゃははは。ちょっと、スゴイ視力してない?中に居てもわかっちゃうのかしら??」
 ものすごい!ヤマネチャンのママも大笑いです。早速一緒に畑に行くと近づいてくる私たちを見て
 諭吉っちゃんはまた、ニマニマ笑って手に持っているプチトマトを一人に1個づつ「へえ、お駄賃!!」と言いながら皆に配ってくれました。それからが、大変!トラックの荷台に子供のヤマネチャン達を乗せて畑じゅうあちこちと、走っては降ろし私もヤマネチャンのママもハラハラしました。
 ところが、どうです。戻ってきた諭吉ちゃんとヤマネチャン達は皆そろってニマニマ!
 諭吉っちゃんも夏に遊びに来る子供のお客様に「この事」がやってあげたかったようです。
7月27日
すばらしいお天気です。昨日あれほど全国を覆った台風もやっぱり清里には「ホントに??」と思っている間に過ぎてしまったようです。
トウモロコシも元気です。雨の後の緑は艶々していて青空の下の諭吉っちゃんの畑も一段ときれいに映ります。さてさて、今日のズッキーニはどうなっているでしょうか?
ヨモギの村のヤマネチャン達が帰ってくる日よ!!楽しみにしているわ。
7月22日
トウモロコシがとうとう私の背丈を追い越そうとしています。すごい勢いで成長しています。
 畑の向こうの堆肥の積んであるネットの中には例のカブトムシが成虫になって這い出てきていました。すごいすごい!!いつの間にかネットの中はカブトムシの為に止まり木も餌も準備してあったのです。ところがです。 ゴロゴロと数本ズッキーニが堆肥の上にありました。今年は次々と大きくなる諭吉っちゃんのズッキーニをカブトムシにも食べさせていたのです。毎日ファーストトレインに持ってきてくれる例のズッキーニです。カブトムシもビックリしていることでしょうね。2匹のオスを連れて帰ってきました。今日から私と一緒に皆さんをお迎えします。
7月20日
諭吉っちゃんが玄関に立っていました。
「へえ、そこら辺の八百屋に行くより、いっぱいあるぞ!」と、どっさりと大根とプチトマトにレタスを持って来てくれました。畑で採れたての野菜たちです。大根の葉っぱもピンと立って土から抜いたばかり。プチトマトもプリンプリンに膨らんだのがとっても美味しそう。レタスだって白い汁が滴っています。「ありがとう!!!」
ファーストトレインの玄関まで諭吉ちゃんが歩いてきた通りに畑の土が落ちていて、またその土を辿って畑に戻って行きました。
本当に新鮮!!贅沢な夏のご馳走です。
7月18日
いよいよ、梅雨明けです。
今日はお日様も、うんと頑張っています。
畑のトウモロコシはあっという間に私の目線の高さにまで伸びていました。
びっくりです!諭吉ちゃんが畑の真ん中でかがんでいてもどこにいるのかがわかりませんでした。
てっぺんのあのヒゲがピョロピョロ揺れていました。
7月13日
クール宅急便がファーストトレインにやってきました。送り主は先月も遊びに来てくださった常連の篠村さんからです。篠村さんはJAにお勤めで農作物にもとても詳しくあそびにきてくださった時に諭吉っちゃんの畑のこともいつも気にかけてくださっているのです。篠村さんの住んでいるところではもうすっかりトウモロコシが収穫できる時期を迎えてJAで実験的に植えた白い実のトウモロコシを送ってくださったのが届いたのです。
早速、諭吉っちゃんにも持って行きました。諭吉っちゃんも畑の中でバリバリ音を立てて食べていました。「へえ、珍しい。」来月には、また篠村さんが遊びに来てくださるわ。清里で育ったトウモロコシも食べてもらいましょうね、諭吉っちゃん!
7月8日
今日諭吉っちゃんは大胆な決断をしなくてはなりませんでした。
なんと、今年、天候の加減で生育の遅い畑の傾斜側のトウモロコシを引き抜くことになりました。夏休みが始まるころに何としてでも皆さんに野菜を持って帰ってもらいたくて苦渋の決断となってしまったのです。
その引き抜いた跡を追いかけて次々、ラディッシュの種を植え込んで行きます。お願い!天の神様。畑の味方になってください。

余談:ラディッシュに植え替えた畑で諭吉ちゃんがポツンとあの軽トラックの運転席に座ってじっと様子を眺めていました。
 元気がないのかなあ、って思ってそーっと近ついていくと私に気がついて「へえ、これで何とかいけそうだ!」って。
 良かったわ!!うん、本当に良かった!!
それよりも、う〜んと不思議なことが起きていたのです。あの、モチモチの木の間から埴輪が2体も出てきたのです。モチロン、出土されたわけではありません。「誰かがここへコッソリ置いて行ったんだ」そうです。
手にとって見せてもらうと何とも諭吉ちゃんに似ているではありませんか。そんな風に見るとおかしくておかしくて、笑いが止まらなくなってしまいました。「何をそんなに笑ってるだ?」って聞くので思ったとおりに言ってみると「ば〜か、な〜にを〜!!」って諭吉っちゃんもがはははです。
自分でもちょっと、そう思ったんじゃあないでしょうか。しかし、誰がここへどんな意味で置いたのでしょうか?

7月7日
またまた諭吉ちゃんが畑で「お〜い!!」です。
近づいて行くと「へえ、呼ばんでもこ。(おいで)」一日一度は何かしら
遊びに来てほしくて仕方がないようです。
モチモチの木から風が吹くとパタパタと音を立てて熟した実が落ちて来ます。「へえ、腹くわすくれい(お腹を壊すくらい、いっぱいになるまで)好きなだけ食ってみろし」と、畑のマルチの残りのビニールを木の下に広げてくれました。パタパタといくらでも落ちてくるので音を聞いてるだけでもうれしくなってきます。ジャムを作ってみたくなりました。
だって、こんなに美味しいんですから。諭吉ちゃんに言ってみたらまた大笑いされてしまいました。「暇がかかっちもうつうこと。ホンとにアンタは変わった事ばっかり言うねえ。」ですって。そうかなあ・・。いいえ、でも私やってみるんだから!!うふふ。
7月2日
今朝の諭吉っちゃんは随分早くから畑にやって来ていました。雨がたっぷりと降った畑の野菜の苗たちもぐんと成長している気がします。畑を眺め見回している諭吉っちゃんも、それぞれの畦の間を行ったり来たり、一つ一つ確認しているかのようです。今ちょうど畑の真ん中に立つあのモチモチの木にはたくさん実がついて色付いています。あとで分けてもらうためにカゴを持って行くのが楽しみです。
6月29日
また電話です。お客様を見送って手を振っていたら、“今スグ来(こ)、何でもイイから今スグ来(こ)”それだけ言って電話が切れました。畑で諭吉っちゃんが大きく手招きしています。ラディッシュがたっくさん、ものすごくいっぱいよ。赤くてプリプリ、土から掘り上げたばかりです。“ありがとう”“ありがとう”また例の「ガハハハハ」です。
6月21日
空が真っ青な朝はファーストトレインの窓から見える景色も一層、素敵です。朝一番のこの景色を見ると、つい外に出てみたくなるのです。諭吉ちゃんの畑に目をやるとトウモロコシ達がどんどん大きくなって太陽に向かって葉を広げています。トウモロコシ達の畝の間にはジャガイモにトマトが負けずに大きくなってそろそろ花を付けそうです。今日の諭吉ちゃんは畑の脇から下るあの川の道に居ます。モチロンオーナーもよ。そうなの。昨日からジョージさんと酒井さんともっともっと萌木の村から続く相の原通りを素敵にしようと作業中よ!みんな真っ黒。だってだって本当に清里を心から愛する人が集まって活動中なの。自分の家や庭だけが清里ではありません。あの道、この道あの畑、その景色。住んでいる私達も清里の大ファン。この気持ちが本物だったら人任せになんかできなくなってしまうのです。顔の黒さは清里好きのバロメーターかもしれません。
6月14日
気温がぐんぐん上がって畑のトウモロコシたちも太陽をいっぱい浴びてどんどん大きくなろうと頑張っているかのようです。あっという間に15センチにもなっているのですから!!しかし、諭吉ちゃんは困ったものです。夕方、ウッチー会長夫妻が清里に帰郷されて庭のベンチで話に夢中になっていたのです。突然電話がかかってきてあわてて電話をとると「もォしもし!!」目の前の畑で作業しているはずの諭吉ちゃんがこっちを向いて電話を掛けてきているのですから。私たちが、庭にいるのをわかって電話しているの。参りました。本当はこっちに来て一緒に話したくててワザと電話しているのよ。去年もこの時期にウッチー会長が来てたのも覚えてたんです。
6月8日
「へえ、今日は料理教室するだから!」ファーストトレインの玄関に諭吉ちゃんが4リットルボトルを片手にやってきました。ボトルの中は牛の初乳です。「これはあのやり方と違うから!」って。またまた、わくわくしてしまいます。ゆっくりゆっくり火に掛けておくと表面から膜が張ってきてどんどん外側から固まってきました。「箸を真ん中に挿して立ったら出来上がり〜」湯気を立てる真っ白なチーズが出来上がりました。3人でベンチに座って試食会です。諭吉ちゃんの畑を目の前に眺めながらホコホコのチーズは格別の味でした。畑もどんどん緑の面積が多くなってきました。
6月6日
日中とても日差しが強くて夕方庭のお花たちに水をやろうとジョウロを持って出ると畑には諭吉ちゃんの姿!すると畑からでっかい声で「朝やったら、夕方の水はやらんでいいー、過保護にしすぎー」ってこっちに向かって叫んでいました。もう、ホントによく見てるんだから。私も負けずに畑に向かって「だって、可愛いんだも〜ん」って言ってみたら「ガハハハハ〜」って笑い声が畑中に響き渡ってきました。わかった!!諭吉ちゃん、自分も過保護にしてもらいたいんでしょ!!ジョウロを置いて チョコレートを持って畑に近づくとニマニマ笑っていました。ええ、ちゃんと私が手にチョコレートを持っているのがわかっています。「諭吉ちゃんも過保護にしにきたよ!ホントにお花より手が掛かるわ。」「バッカ言っとけし〜、」ですって。トウモロコシはショロショロと芽を伸ばしていました。
6月2日
今年もいよいよです。諭吉ちゃんが畑にやってくる前に先に見つけてしまいました。とうもろこしの種がいよいよ発芽していたのです。素晴らしいです。この小さな芽があのおいしいとうもろこしになるのですから。手を後ろに組んで何度も畑の畝の周りを行ったり来たりしていると諭吉ちゃんがやってきました。「諭吉ちゃん、すごいね。出てるよ、出てるよ。」って言ったら「当たり前ジャン、種を植えだから出るさよ。」ですって。あらまあ、私なんてこんなに感激しているのに。それから、諭吉ちゃんの畑には今年からおしゃれな「花の荷車」が出現しました。昨日、オーナーが「明日の朝、畑に行ってみたら?」って言った意味がわかりました。良いじゃん!!諭吉ちゃんと2人でやっていたのがこれなのね。それよりどこかで見たことがあると思ったらやっぱりね。フィールドバレエでかつて使われていた物をジョージさんに貰ったそうです。ここにもお花を「ふさふさ」にするそうです。
5月31日
朝の雨がウソのように午後に向けてどんどん回復して山々の緑がつやつやして綺麗な景色になりました。とうもろこしの種たちは未だ芽を出していませんが沢山降った雨のおかげでたっぷりと土の中で水分を含んで膨らみ始めていることでしょう。
今日は 諭吉ちゃんの姿が畑にはありません。「おお、今日は着替えておくから行くぞ!!」って。どこへ行くかって?そうなの、この畑をもっともっと皆さんにも楽しんでもらいたくてオーナーと「ガーデン研究」に出掛ける約束をしていたのです。さあ、行くよ!って声をかけました。「おお!!」って返事だけど、え??着替えた??お出かけの諭吉ちゃんの服装はジャージに帽子なのです。確かにいつもと色は違うようだけど・・。 諭吉ちゃんらしくて最高です。しかし、他の畑について見るときの目、ガーデンの研究が始まった途端さすが諭吉ちゃんは真剣な顔をしていました。さすがです。
5月27日
今日の諭吉ちゃんは朝から大忙しです。天気予報では雨が降るようでしたが嬉しい事に「ハズレ」でそうとくれば、畑の作業がはかどるゾ!っと早速、電話がかかってきました。
昨日蒔いたトウモロコシの種の横に
カブトムシの幼虫を愛しそうに「素手」で両手に持っている諭吉ちゃん
トマトとピーマンの苗を植えるから、カブトムシの幼虫の様子を見に行くから、何でもどれもが一緒にやろうと誘いに来ます。お陰で随分、諭吉ちゃんの畑について詳しくなったオーナーです。カブトムシの幼虫達がたくさん眠る堆肥の場所には立派な「囲い」ができました。モチロンこの囲いを造るのも「オイ、今からヤルゾ!!」と諭吉ちゃんのお誘いがありました。
5月25日
早速、諭吉ちゃんが朝、畑からでっかい声で「オハヨォ〜」 ってファーストトレインに向かって叫んでいます。こういう時はスグに来い!!ってときです。 近づいて行くと手にはワラビをたっくさん持ってニマニマ笑っていました。「へえ、くれてやる!」ですって。そういう時は 「いつも、わりぃじゃんね。」って素直にいただきます。甲州弁では言葉が逆で始めの頃はよく驚かされていましたが 今では話せるようになっている自分にびっくりです。今日いよいよ畑には「とうもろこし」の種が蒔かれました。ズラリと並んで種が眠っています。
5月24日 「諭吉っちゃんと共に…」
今年もまたまた諭吉っちゃんの野菜の種植えが始まります。ワクワクして仕方がありません。 口の中であのトウモロコシやズッキーニの味が甦って来るのです。そうそう、楽しみにしているのは 私だけではなかったのです。諭吉っちゃんもああ見えて、皆さんにお会いするのを何と言っても楽しみに しているのです。言葉に出すのがヘタなだけで、それを最も強く感じたのはこっそりと春先にヤギを 飼い始めたことです。それから畑の「こやし」に集まるたくさんのカブトムシの幼虫を一生懸命世話して いるのですから。どれも夏休みの向こうに浮かぶ、清里に遊びに来て下さる皆さんのお顔を想ってのことよ。 ありがとう、ありがとう。